姓名判断に基づく命名・改名システム

姓名判断の落とし穴2

~同格現象が引き起こす悪夢~

姓名判断によって命名する際、鑑定士など聞く人によって見解が大きく分かれることとして、 新字でみるか、旧字でみるかの問題の他に、もう一つ大きな違いがあります。 それは、同格現象を考慮する場合と、まったく無視する場合、または特定の同格現象のみを考慮する場合です。

同格現象とは、各格が同じ数字になっている、もしくは一桁が同じ数字になっていることを主に示し、 病気、事故、災害、離婚など特に突発的な災いを暗示することが多い。 同じことが繰り返されるという状況は気持ちのいいものではないとするのが一般的です。 吉数で付けた名前も同じ画数の吉数が2つ並ぶと凶に転ずるという、非常に恐ろしい現象として知られています。 特に危険とされている同格現象は天格=地格、人格=外格、雲格=底格、苗第一字=名第一字 といわれ、他にも、天格=外格、地格=外格、天格=人格、人格=地格、天格=名第一字、 上格=下格、外格=上格、人格=下格 もあるが、これらも未知数であり できることなら、安全性をみて同格現象のない名前を付けることが本当は望まれると考えられます。 しかし、手計算での組み合わせの算出は実に骨が折れるため、最終的に同格があったとしても、 面倒になってあきらめる場合があり、非常に危険な鑑定が起こり得ると言わざるを得ません。 もともと絶対といえるものではないため、大丈夫だろうと自分で勝手に思い込むことができるためでもあります。 数字の計算はもともとコンピューターが最も得意とする分野であり、今の時代、 姓名判断や命名にコンピューターを使わないで、特に命名を行う鑑定士はおそらくいいかげんなものであり、 良い名前を見過ごしていたり、人の目では同格が発生している名前に気づかなかったりします。 本システムでは上記の同格現象の全て、またはカスタマイズで一部を除外した名前の組み合わせを一覧 できるようになっており、命名にとっては非常に望まれる待望のシステムです。 一応、補足として、たとえ同格といっても問題のないものもあるらしいのですが、確かなことは不明であるため、 避けた方が無難であることは言うまでもありません。

インターネットで姓名判断と検索して、名前を入力して鑑定を行うサイトが多数ありますが、 同格現象をまったく考慮に入れていない場合も多いので、注意していただきたい。 また、お金を払って鑑定や命名をしてもらうと、お金の価値に比例し、 鑑定結果がよりいっそう価値のあるものになってしまいますが、 何に基づいて鑑定・命名されたのか特に注意した方がいいと思います。 やはり、他人の話を鵜呑みにせず、自分で時間がかかっても調べて研究することをお勧めします。 世の中、お金さえ使えば満足のいくものが必ず帰ってくるとは限らないものです。